アフィリエイト
  • 2006.04.05 Wednesday
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トニー滝谷 プレミアム・エディション
トニー滝谷 プレミアム・エディション

19:15pm
暖かいココアを抱えミニシアターで映画を観る。


美大で芸術を学んだトニー(イッセー尾形)は、デザイン会社へ就職、その後独立してイラストレーターになり、自宅のアトリエで仕事をこなすようになる。
そんなトニーが一人の女性、出版社編集部員・小沼英子(宮沢りえ)に恋をする。


この本を読んだことがある。
そう気付いたのは映画も半分が過ぎた頃だった。
それからというもの、映画を観ながら物語を思い出そうとするのだが、
どうしても思い出せない。
覚えてるのは、その村上春樹の小説を
大学の図書館の1番暗い場所…私だけの特等席で読んだこと。

...

私は「学校」という場所に
自分の「お気に入り」の場所を見付けるのが好きだった。
給食室の裏、プールの地下、藤棚の奥、体育館の屋上…
この映画はそんなお気に入りの場所で観たいと思う。
その場所にここ、ユーロスペースはぴったりだと、私は思う。

...

結局最後まで結末は思い出せなかった。
でもこの映画はイッセー尾形で、
宮沢りえで、西島秀俊で、坂本龍一で、
市川準のものでよかったと思う。

...

まちがいなく、今年観た五本の中で1番だ。
そう思い、図書館のカビくさい匂いを想い、
「レキシントンの幽霊」の文庫本を買って映画館を出た。
...
21:40pm
そして今、好きな人を待ちながらこの感想を書いている。
そんな時間が好きだ。たとえ今日その人に会えなくても。
...
23:46pm
そして文庫版トニー滝谷を読み終えて、私は家路についた。

ターミナル DTSスペシャル・エディション<2枚組>
ターミナル DTSスペシャル・エディション<2枚組>








映画「ターミナル」を観た。
ビクターはクラコウジアという東欧の社会主義国から、
ある「夢」をもってニューヨークにやってきた。
ところが飛行中に祖国でクーデタが起こり、
ビザが無効になってアメリカへの入国許可も下りず帰国することもできず、
空港ロビーに居つづけるほかなくなってしまう。

しかし、これと同じことが起きなかったかと思う。
「イラク共和国」がある国によって侵略された時、きっと誰かは
イラクのパスポートでどこかの国に入国しようとしていなかったのか。
そのとき、果たしてそのパスポートは有効だったのだろうか。
それとも、映画はある国で作られたものなので、ある国が攻めた場合は
関係ないのか。何か疑問をもった。

※調べたらこんな記述があった。

この映画にはモデルがある。
パリのド・ゴール空港にはパスポートを失ったイラン国籍の男が今も住んでいるという。
彼をモデルに映画化するに当たって、スピルバーグはド・ゴール空港を
ニューヨークのJFK空港に、イラン国籍を架空の東欧国籍に変えた。


ド・ゴール空港をJFK空港に変えた理由に、
9.11以後のアメリカが外国人の入国にきわめて厳しい制限を加えているという事を考えると、
単にアメリカ映画だからという以上の意味をもってしまう。
つまらない深読みをされても仕方ない設定になってしまった。

一方、イラン国籍を東欧国籍に変えたのは、ハリウッド的なリスク回避。
イラクに戦争を仕かけた後、ブッシュの次の標的がイランであることははっきりしているから、
イラン人がアメリカに入国できないという設定は少々まずいことになる可能性がある。
東欧の、それも架空の社会主義国ならば過去の話だし、
それにいま東欧諸国は親米だから問題はない。

空港にはさまざまなエスニックが働いている。
アフリカ系はもちろん、ヒスパニックやインド系。
一方、空港の警備局長は出世主義の白人で、これが敵役。
官僚的な警備局長から無許可の薬を没収されそうになったロシア人を
ビクターが救ったことで、彼は空港で働く人々のヒーローになる。

エスニックたちは皆でビクターを応援し、
ある者は故国へ強制送還されるという自己犠牲もいとわずに、
ニューヨークへ行きたいという彼の「夢」を実現させようとする。
だからここでは、エスニックたちにとってアメリカが「自由で豊かな国」であることが
疑われていない。彼らにとってアメリカが「夢」であることが疑われていない。
官僚的な警備局長までが最後にはビクターの入国を黙認して
「いい人」になってしまって、みんなが彼の「夢」の実現を祝福する。


9.11以後のアメリカのスローガンは「United We Stand(団結する我ら)」だった。
その空気はブッシュ再選後も変わる気配がない。
そのなかに『ターミナル』をおいてみると、異論を許さずみんなで「団結」しようという流れに、
『インディペンデイス・デイ』のようなネオ・コンではなく、
あくまでソフトにしかしすんなりフィットするスピルバーグのヒューマニズムと
アメリカ礼賛を素直に楽しむ気にはなれない。

トム・ハンクスがついに行くことのできた雪の舞うニューヨークの街角が美しいだけに、
ほんの短い時間プレイするベニー・ゴルソンのサックスの柔らかい音色が
都会の粋を感じさせるだけに、
素顔に近いキャサリン・ゼタ=ジョーンズが魅力的なだけに、
その裏側のイデオロギーが気になる。



うーん・・・。
「深読み」な気もするけど、間違いでもない気がする。
だけど、この、ゆったりと観れる映画を私は嫌いではない。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの最後のシーンは特に好きだ。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズにしても、上記の「ある者」にしても、
彼の夢をかなえてあげたいという気持ちから、
自己犠牲と引き換えにビクターをアメリカに入国させる。


でもそれ以上に、外国からのお客様に「自分の国」を見せてあげたい、
そういう気持ちが1番詰まっているのが「ターミナル」なんじゃないかな。

最近の戸田奈津子さん訳の
いわゆるハリウッド映画の中では好感が持てた映画でした。
※「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンが好きなら気に入るはず」
といわれたけど、うん、その通りかも。

「ターミナル」のモデルについて
http://blog.mtcook.jp/archives/000116.html
http://x51.org/x/04/08/1059.php

約三十の嘘 特別版
約三十の嘘 特別版

「ひとつの嘘のためには、三十の嘘を用意しなさい」
まず、とにかくお洒落な映画。
特にオープニングと予告が良い。
セットの雰囲気に中谷美紀がはまっていて、
本当素敵。



さらに、シーンの合間合間に、
上空から見える電車とか、
ロビー車とか食堂車とか、
トワイライト・エクスプレスの魅力が全体のメリハリになっていた。


でもね、
かつて仲間に金を持ち逃げされたことをきっかけに解散していた詐欺師グループが再び集まる。
北海道での仕事は上手くいき、バッグにつまった七千万円を抱えて
一行は意気揚々と寝台列車「トワイライト・エクスプレス」で帰路につく。
しかし各人の思いが交錯するなか、当然のようにバッグは姿を消してしまう。
一体誰が裏切り者なのか。

というような話を期待したのだけど、
いつの間にか惚れた腫れたとかの人間関係が話の中心になってしまい、
詐欺師同士のスリリングな騙しあいという展開にはならなかったのが残念。
(全く無いわけではないのだけど、それをメインに楽しめる段階にはない)。
段々と雰囲気もウェットな方向に流れちゃって、カラっとした楽しさとは無縁に。
鍵にせよゴンゾウにせよ、生かすべき小道具が全く生きていないのも問題。
最初からそういうものだとわりきって観れば期待外れと思うこともなく楽しめそう。
それにしたって多少無理でも最後に大きな嘘があればもっと面白かったのに。
最後に笑う立場の人まで情に流れちゃうのは疑問。うーん・・・。
3人も脚本家いるからかなぁ?

オーラを失ったかつての元チーフ:椎名桔平、
仕事のできる大人の女:中谷美紀、
はねっかえりの若造:妻夫木聡、
調子の良い新顔:八嶋智人、
騙すより騙されるタイプの新チーフ:田辺誠一、
といった面々はキャラ立ちしてて楽しめるけど、
内気で男に頼る女と見せかけて実は…の伴杏里は二面性が出なくて苦しかった。
小西真奈美とかで見たかった。
あと着ぐるみパンダのゴンゾウの出番がぜんぜんなかったのは残念。
クレイジーケンバンドの音楽は良かったけどね。


映画を観た後に、 渋谷のパルコパート1にあるカフェmophでゴンゾウケーキ食べてきました。

ネオ・ファンタジア
ネオ・ファンタジア

なぜかお年玉をもらったのでお買い物。
の前に妹の課題を手伝っていたら午後三時。


急いで証明写真をとってブックオフで資金を作って
恵比寿、代官山コース。
メインはユトレヒトと写真美術館とナディフ。
ほしいものは相変わらず尽きない。
ZWARTE BEERTJES Book Cover Designs by Dick Brunaを
ついに買ってしまう。








雑貨屋さんめぐりをしながら、
チョロQに没頭すること二時間…
家の車1号のガチャピングリーンのスターレットと、
現在の家の車(3号)のワゴンRのチョロQを父にお土産に。

そして今日は文房具が気になって仕方ない。
昨日読んだ「広告」のせいだ。

ナディフに行こうとしたらもうしまっていて
ネオファンタジアを見ることにする。
ディズニーのファンタジアのイタリア版。

イタリアのアニメーションって!!とびっくり



『ネオ・ファンタジア』

「イタリアのディズニー」と評される
イタリアのアニメーション作家、
ブルーノ・ボツェット監督による、
まさに「イタリア版ファンタジア」。



実写とアニメの二重構成で展開する。
演奏はベルリン・フィル、指揮はカラヤン、ロリン・マゼールら、
実写部分の撮影協力にはフェリーニも名を連ねる豪華さ。



実写部分は、曲の合間に毎回3分ずつくらいで挿入される。
気弱なアニメーターが指揮者たちに脅迫され、恐る恐る作品を生み出していくというもの。
構えるオーケストラ陣は何故かお婆さんばかり。
アニメはどうしてもディズニー版と比べざるを得ないが、
あちらが完璧なまでに美を貫いているのに対し、
こちらは芸術性を重視しながらもコミック的要素をも強く主張。
加えて、エロティックなユーモアも織り交ぜているので大人向きである。
使われる音楽は「牧神の午後のための前奏曲」(ドビュッシー)
「ボレロ」(ラヴェル)「悲しみのワルツ」(シベリウス)
「スラヴ舞曲第七番」(ドヴォルザーク)「ヴァイオリン協奏曲ハ長調(ヴィヴァルディ)
「火の鳥」(ストラヴィンスキー)。
シベリウスの一編以外は大体絵柄のタッチが同じ調子で、最後の方は飽きてくる。
実写部分は、これだけで独立できるほど強烈な個性が効きすぎていて、
どうにもアニメ部分とのバランスがとれない気がする。
面白いことは面白いんだけど…。
たぶん、音楽に詳しい人が見たら、もっと面白いと思う。

でも、あそこまでディズニーを茶化してたのが1番面白かった。
まず「デズニー?ハァ?そんなのしらんよ?」と
言わせてしまう大胆不敵さにやられました。
そして、ラスト!

とにかく珍しいので、一見の価値は絶対にあると思います

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版

2005年1本目の映画は恵比寿ガーデンプレイスにて。









23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトと共に
中古のおんぼろバイクに駆って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。
それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。

アルゼンチンのいち医大生であるエルネストと生化学者のアルベルト。
自らの勉学のためとノスタルジックな青春の思い出となるはずの旅が、
さまざまな人々との出会い・当時の南米の現実を肌で感じて、
彼らのその後の人生を大きく変えるきっかけとなる。

真面目で実直なエルネスト、お調子者だけど友達思いで憎めないアルベルト。
懐具合と装備にしては無謀で壮大すぎる南米縦断の旅。
チリで資金が尽きると口八丁手八丁で寝床を確保、
バイクがとうとう使い物にならなくなりヒッチハイク、
空腹を抱え疲れ切ったふたりは政治的理由で迫害された人々と出会い、
世界観がガラリと変わってしまう。
そして最終地ベネズエラでのハンセン病患者との出会い。
ふたりはその後の人生を生きる目的を旅で見つけることになる。

同じ体験をした二人はその後それぞれの使命を感じ彼らなりの生き方をする。

のちの世界で絶大な支持を受けるキューバ革命の英雄チェ・ゲバラと
その親友の若きころの南米旅行記の映画化。



実話の元にしただけあって、シリアスなエピソードには重みがある。
ちなみに、アルベルト役はチェ・ゲバラのはとこにあたるらしい。
だけど、これはキューバ革命のチェ・ゲバラじゃなく
どこにでもいるはずの23歳の話。
私は、この映画を23歳で見れて良かった。
従姉が魔女の宅急便を見たとき、「キキと同じ歳(14歳)で観れて良かった!」と
言っていた。
私も、今そんな気分。

とってもさわやかな映画でした。


加えて、高校時代、ペルーに惹かれてたことを
鮮明に思い出した。
「ペルー日本大使公邸人質事件」がきっかけ


そして、今回この映画を観て、
結局は偏った視点でしか歴史を学んでいなかったことを思った。

私たちはバブルと共に幼少時代を過ごし、
冷戦後の世界しか知らない。
例えば、「グッバイ レーニン!」を観たとき、
そういえば、ハノイの公園にレーニン像が立っていたとき、(※)
すごく驚いた。

タクシーの窓の外にレーニン像が出現した時、自分の目を疑った。
現在の世界にレーニン像がまだきちんと立っている公園、広場というものが存在するなんて。
ベトナムは社会主義国のままで、共産主義理論を捨て去ったわけではない。
いくら自由化されたように見えても、そこには共産党の監視の目が光っている。
本家のロシアでは、ソビエト連邦が崩壊して以来、
各地に立っていたレーニン像は引きずり下ろされたという。もちろんソ連の支配に苦しんでいた東欧諸国の広場からはレーニン像が消滅した。
モスクワの赤の広場には「レーニン廟」はあるけれども、
これは歴史の遺産とも言うべきもので、
ロシアという国家が現在レーニンの思想自体をあがめているわけではない。
北朝鮮には巨大な金日成像が各地に存在するが、レーニン像はないらしい。
中国には北京の天安門広場に毛沢東紀念堂があるし、
毛沢東像はあっても、レーニン像はないという。


教科書で習わない歴史がたくさんある。
それに気づかさせてくれた。
例えば、ゲバラの名前でも高校の教科書には3冊しか登場していない。
※山川出版社の世界史用語集より




高校時代は世界史の教科書、用語集はボロボロになるまで読んで、
大事なところはマーカーで線をひっぱった。
だけど、ゲバラには何も色は書かれていなかった。

もう一度、教科書を読み直した。
やっぱり、教科書だけじゃない歴史も、
本を読んでいきたいと思う。

笑の大学 スペシャル・エディション
笑の大学 スペシャル・エディション

なんだか、喜怒哀楽を感じられる映画を見たいんだよなぁ。と思って、
山手線に乗る。
恵比寿駅の電車の音が恵比寿ビールの音って、どこかで聞いたけど、
実際聞いたの初めて。
それぞれ特徴のある音っていいよね。
アトム(高田馬場)とか蒲田行進曲(蒲田)とか。

渋谷で降りてシネクイントへ。
「笑の大学」を観にいくことにする。
「笑の大学」はシネクイントか、浅草で観ようと前から思ってた。

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昭和15年。日本に戦争の影が近づき、大衆娯楽の演劇にも検閲のメスが入っていた。劇作家の椿一は、新しい台本の検閲のため、警視庁の取調室に出向く。そこに待っていたのは、これまで心から笑ったことのない検閲官、向坂だった。椿の新作を上演禁止にするため、向坂はありとあらゆる注文をつけるが、椿は苦しみながらも、向坂の要求を逆手に取ってさらに笑える台本を作り上げていく。こうして、2人の台本直しは、いつの間にか傑作の喜劇を生み出していくのだが…。
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というお話。ほぼ、二人芝居なのだけど、間の取り方と、言葉そのものが面白い!
特に喜劇作家のセリフは三谷幸喜さんそのものの考え方を
とても反映しているように感じた。

もちろん、間の取り方もいいのだけど、
プラスして絶妙のカット割りがはいって
ここが映画らしく演出された部分なんだと感じた。
結果はもちろん満足。笑えて笑えて笑えて泣きました。

そうそう、加藤あいとか木梨憲武とか出てたみたい。
全然わからなかった。
さすがに小松政夫はわかったけど。

それから、
「放課後」「幕末高校生」「僕の生きる道。」「古畑任三郎」「チャンス!」「それが答えだ!」「総理と呼ばないで」「世にも奇妙な物語」「美女か野獣」「恋ノチカラ」「スタアの恋」「やまとなでしこ」「ニュースの女」「総務課長戦場を行く! 歯医者もボーイも運転手も代理店もみんな戦場で頑張った」「17才 at seventeen」「白鳥麗子でございます!」「ifもしも」・・・・

聞いたことあるタイトルばかりじゃない?

星譲や石原隆が関わったドラマたち。

このふたりや、戸田山雅司、鈴木雅之、この4人のクレジットがあるドラマは
外れなし!ってくらい面白かった。

フジテレビのドラマばかりだけど、制作は共同テレビ。

その星譲が監督で、石原隆が企画で、
スタッフは「踊る大捜査線」の亀山P、音楽は本間さん。
つまらないはずがないのです。

あまりの面白さに、
母に、感想を語り、パンフレットを見せたら、
「おじいちゃん、この時代に浅草行ってたはずよ」
田端付近に住んでいた大正9年生まれの祖父は
蓄音機とか、アコーディオンとか、
その当時、ありえないものを持っていて、
しばらく家にも置いてあったらしいが、
いつのまにか祖母に捨てられたという。

祖父は、
私が小学校1年の時に亡くなった。
私にとっては、すごくいいおじいちゃんだった。
市役所勤めで、退職後は小学校の用務員のおじちゃん。

物心ついたころには、白髪でホント「おじいちゃん」
小さい頃、10キロくらい離れている祖父の家から、
毎日自転車で遊びに来てくれて、
公園に連れて行ってくれた。

小さい頃の記憶だけど、
その道を通ると、祖父を思い出す、
そんな場所がたくさんある。

事故にあって、杖なしで歩けなくなったころから、
急に体調を崩し、
ボーっとしてることが多かったけど、
小さい頃の中の多くの時間を祖父の家で従兄弟と育った私は、
いっぱい遊んでもらった。

甘いものが大好きで、毎日食パンにジャムをつけすぎて、
祖母に怒られる。
孫たちに、キン肉マンとかハットリくんのおもちゃやお菓子を買いすぎて、
祖母に怒られる。
植木を並べすぎて、
祖母に怒られる。

記憶の中の祖父はいつも姉さん女房の祖母に怒られていた。

祖父が生きた時代は、関東大震災後の日本。
のんびりした大正時代に幼少時代を過ごし
「じいや」「ばあや」に育てられた、「おぼっちゃん」だったという。

戦争には行ったけど、体が弱くて、最後の最後に入隊して、
盲腸になって帰ってきた。

娘(母たち)が若い頃には、もう「危篤」を繰り返してた、
そんな「ダメ父」である「祖父」の話ばかり聞いてたけど、
なんだか、
想像できる。

難しいことなんてわかんないけど、
戦争なんか反対で、
いや、戦争反対と叫ぶ父の背中を見て育って。


浅草に行き、蓄音機でレコードを聞いて、
本を並べる。

そんな10代を生きたのだろう。祖父。

12月22日は、祖父の17回目の命日。
妹は祖父の父(つまり曾祖父)が明治時代行ったイギリスで
その日を迎える。

私は、多分、電車で祖父の田舎である東北あたりを
走ってるだろう。

イブラヒムおじさんとコーランの花たち
イブラヒムおじさんとコーランの花たち

特に目的もなく電車に乗って、
恵比寿で降りて、
映画を観る。
-----------------
イブラヒムおじさんとコーランの花たち
http://www.gaga.ne.jp/ibrahim/
パリの裏通りのユダヤ人街で、
母の顔も知らず、父からも愛されずに育った13歳の少年モモ。
ある日、彼は近所の年老いたトルコ人が営む小さな食料品店で万引をした。
だが、そんなモモを叱りもせず、
「盗みを続けるならうちの店でやってくれ」と微笑む店主イブラヒム。
人種が違うにもかかわらず、
イブラヒムはモモを守護天使のようにずっと見守っていたのだ。
父から得られない大きな愛情に出会い、
思春期のモモは笑うことや恋愛や人生の素晴らしさを学んでいく。
しかし父が自殺。
母だけでなく父にも捨てられ、絶望するモモのすべてを受け入れ、
イブラヒムは、故郷の“黄金の三日月地帯”で新生活を始めようと旅に出る。
やがて本物の親子のようになっていく二人だが…。
-----------------

正直しんどかった。
予告編がいい割りに、
内容がなくて。
イブラヒムおじさん役のオマー・シャリフが素敵だったのと、
音楽が良かったこと以外感想もない。残念ながら。
周りはみな50代以上の方だったのもびっくり。

いや、普段だったら、感想もいろいろあったかもしれない。
「文化や宗教の違いを乗り越えた愛情に心が温まる映画」
とかね。
でも、なんだか、期待はずれで、
この映画の次に観ようと思ってた「モーターサイクル・ダイアリーズ」も
見る気がなくなり、
恵比寿を出る。

やさしい嘘 デラックス版
やさしい嘘 デラックス版

昼はラーメン。ザボンっていう鹿児島ラーメン店。
おいしかったです。

東京駅に行って、ステーションギャラリーを覗く。



それからオアゾに行く。
コレド日本橋にもまだ行ってないけど。

オアゾねオアゾ。
丸善をうろつく。
ミュージアムがコンセプトらしいけど。
うん。ミュージアムっていうかライブラリーっていうか・・・。
ジュンク堂のようだけど、もうちょっと高級感がある・・・
そんな書店。
ゆっくり楽しめました。

天気がいいので、皇居付近をお散歩。
写真を撮ったり、のんびり過ごす。


神保町まで歩いて、三田線で日比谷まで。
佐藤可士和〜BEYOND〜が開催されている
ギンザ・グラフィック・ギャラリーを探すが見つからず。
※佐藤可士和〜BEYOND〜
11/4(木)〜11/27(土) 11:00〜19:00(土曜日〜18:00)
日祝祭日休館 入館無料
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
TEL:03-3571-5206

http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
http://event.japandesign.ne.jp/news/2012041028
http://www.transart.co.jp/map_ggg.html

西銀座をぶらついて、
シネ・シャンテで「やさしい嘘」という映画を観る。
心に熱い思いが込み上げて、ほろっとくる映画。
フランス・ベルギー合作の映画。
グルジアのトビリシに暮らす、祖母・母・孫の感情が複雑に絡み合うお話。
タイトルからもわかるように、キーワードは嘘。




グルジアの首都トビリシに暮す、エカおばあちゃんの楽しみは、
新しい生活を求めてパリへ旅立った息子オタールから届く便り。
母エカの愛情が、弟オタールにだけ注がれていることに嫉妬を感じているマリーナ。
そして、堪能なフランス語でオタールおじさんからの手紙を
読み聞かせるのが日課となっている、おばあちゃんっ子の孫娘アダ。
女だけの3人家族の生活はちいさなトラブルはあるけれど、平穏な幸せに包まれていた。

そんなある日、一本の電話がかかってくる。
遠く離れたパリで、就労ビザを持たずに働くオタールが事故に遭ったのだ。
状況を確かめるために出かけた役所で、
その日のうちにオタールが亡くなったと知り、愕然とするマリーナとアダ。

しかし、休日を別荘(ダーチャ)で過ごしていたため、
何も知らないエカおばあちゃんの毎日は平穏そのもの。
すっかり年老いてしまったエカおばあちゃんに
本当のことが伝えられず、
マリーナとアダはオタールのふりをして手紙を書き続けることにする・・・



なんていうか、「グッバイ!レーニン」と
「恋文日和」を足した映画に思えた。
それからオタール・イオセリアーニを思わせる映画
(監督は群盗第7章の助監督だったそうな)
だと思いながら観ていたら、
最後の最後で、涙が一粒こぼれてしまった。

なにもかもを見、経験してきたエカ、
ソ連の配下で育ったマリーナ、
今この時代をどう乗り切るかで悩むアダ。
それぞれの時代と、思い考え方の違いで衝突しあう家族。
でも、それ以上に彼女たちに溢れていたのは、紛れもない深い愛。
私の好きなシーンはマリーナのボーイフレンドがアダに、
「お母さんを責めちゃいけないよ。
彼女は何も疑わずあの時代を信じて生きてきたんだ。
でも、君は違う。君は君のあたらしい人生を歩んでいけばいいんだ。」
というところ。


また、この映画はいろいろな言語が飛び交うのも見所。
ロシア語にグルジア語にフランス語がシーンごとに飛び交う。
それには、グルジアという国の背景が映し出されている。
ソ連の支配下におかれていた裕福な時代、
ソ連が崩壊したことにより電気も水もつかなかたり途中でストップしたりと不便で物質的には貧しい暮らし。
でも、昔のグルジアの貴族はフランス親衛だったので、
孫のアダはフランス語がペラペラだったり、
昔からある別荘があったりと何もかもがミックスしている。



「やさしい嘘」の本当の意味、
そして、三世代の女性の生き方、
すごくいい映画でした。

アトミック・カフェ
アトミック・カフェ

今日もまた仕事後に渋谷へ。


新世紀書店で1956年の装苑と主婦の友を買い、
リブロ、ロゴスをうろうろ。
PARCOパート1と3をハシゴ。
 *新世紀書店 webサイト
 http://www.parco-art.com/web/logos/shinseikishoten/
 http://www.super-jp.com/shinseiki/


笑の大学の小道具や
亀山達也と中川敦子のユニット"tupera tupera"の「木がずらり」の展示も見て、今日もユーロスペースへ。
「アトミックカフェ」をどうしても見たくなってしまったのだ。



これからの世界はアメリカにお任せ下さい―。広島と長崎への原爆投下に始まり、米ソ冷戦時代を通して、拡大の一途をたどったアメリカの核武装政策。「力による防衛」を標榜する政府は、喜色満面で核実験の模様をテレビ中継し、子供向けアニメで核防衛の重要性を説く。マッカーシー旋風からローゼンバーグ事件まで、1940〜50年代の記録フィルムのミキシングによって語られる“発掘された歴史の連なり”。そこには、国家が謳う正義の名の下に、悲惨な戦争を無邪気に受け入れてゆく国民の姿が映し出されていた…。

1982年発表の本作は、冷戦時下のアメリカの核政策をテーマに、当時のニュース映像や政府の広報フィルムを繋ぎ合わせ、ナレーションも音楽も加えずにいっさいを編集の妙技だけで見せきる“エディトリアル・ドキュメンタリー”である。監督のラファティ兄弟は、あのマイケル・ムーアの師匠にしてブッシュ大統領の従兄弟という御仁。なるほどブラックなユーモアに辛らつな権力批判を込める手口は『華氏911』の原点を思わせる。

皮肉な因縁で再び注目されることになった本作だが、実はここで糾弾されているのは、核武装の愚かさそのものではなく、国家によるプロパガンダ、大衆操作の実態である。今では滑稽に映る映像でも、当時の国民はそれに感化され、挙国一致で核武装に邁進していった。メディアの影響力がますます強まる今こそ見つめ直したい作品だ。


とにかくすごい編集力。そして恐い。

風が吹くときという絵本が怖くて
読むと眠れなかったことを思いだした。


そして、広島に行かなくては、と思う。
日本は原爆を落とされたという事を忘れてはいけない。
1945年8月15日の映像、初めて「アメリカ側」から見た。

長崎には修学旅行で行った。
広島に絶対行かなくては。
来年あたり行こうと思う。

  • 2004.11.04 Thursday 20:50
  • 新世紀堂書店とフォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
  • by pippi(ピッピ)
フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白

会社の帰りに渋谷へ。
レイトショーで
ユーロスペースに行くのだけど、
場所がわからないので、
先に場所を確認しようと思って、
うろうろ。
そう、実はユーロスペースデビューでした。

センター街を抜けて、スペイン坂。
パルコをうろつく予定。
une nana coolで買い物。

それからハイタイドで、お買い物。
自分のものと、なんとなく、誰かにプレゼントを買いたくなって、
誕生日でもないのに、プレゼントを買う。いつか渡そう。
でも、「プレゼントを買いたくなる店」っていいよね。

ホントゆっくりうろうろしたいので、改めてゆっくり来よう。

新世紀堂書店に行く。
http://www.super-jp.com/shinseiki/
http://www.parco-art.com/web/logos/shinseikishoten/
また、あしたも来たい。
そう思える書店を作るのってすごい。
もちろん、今日、そう思いました。
また、行きます。

渋谷の夜の独特さは苦手だけど、
やっぱり渋谷が好き。
というか、渋谷の明治通り〜原宿が好き。
表参道、青山まで足を伸ばすのも好きだし。
六本木、恵比寿、代官山、中目黒、
好きな道をあげたらキリがない。
時間もお金も。

だけど、買い物したい。
ブーツとコートが欲しい。

キリがないので、
ユーロスペースに移動することにする。

念願のフォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
http://www.sonypictures.jp/movies/fogofwar/
を観る。
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元米国国防長官だったマクナマラが、
20世紀にアメリカが関係した戦争についての真実を語りアカデミー賞、
長編ドキュメンタリー賞を受賞した問題作。
戦争に深くかかわっていたマクナマラが当時のアメリカを語ることにより、
現在のアメリカが抱える病巣を浮き彫りにする。
自らの罪を認めたマクナマラの未来に託す教訓には要注目。

フォード自動車の社長、世界銀行総裁、
そしてアメリカ国防長官と輝かしい経歴を持つマクナマラは85歳になり、
自分の人生が戦争とともにあったことを思い返していた。
そして、そこで得た11の教訓を語り始めた。


教訓1: 敵の身になって考えよ
教訓2: 理性は助けにならない
教訓3: 自己を越えた何かのために
教訓4: 効率を最大限に高めよ
教訓5: 戦争にも釣り合いが必要だ
教訓6: データを集めろ
教訓7: 目に見えた事実が正しいとは限らない
教訓8: 理由付けを再検証せよ
教訓9: 人は善をなさんとして悪をなす
教訓10: “決して”とは決して言うな
教訓11: 人間の本質は変えられない

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そんな内容。

一応、英米語学科だったもので・・・。
米国研究入門の教科書を読んでいる様だった。
ベトナム戦争についての話だと思ってたら、
日本との戦争についても言及している。

結局は、また繰り返しで、今も同じ過ちを重ねているのだけど、
「失敗しないとわからない」のかなぁ・・・。
ベトナムのDMZツアーで行った、ケサンとかも出てきて、
リアルだった。

9.11があって、イラク戦争がドロ沼で、
そして、ブッシュ再選。
そんなタイミングに、この映画。
マクナマラ氏が本当に言いたいこと、
それを「想像する」のは、難しくないだろう。

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